ギャンブル依存症とは

定義

ギャンブル等依存症対策基本法によると「パチンコや公営競技のような賭け事にのめりこむことにより日常生活又は社会生活に支障が生じている状態」と定義されています。

症状

「賭けることを楽しむ」という当初の健全な動機が次の動機にすり替わることが発症の引き金です。すり替わる動機としては次の4項目が挙げられます。

  1. ①負けを取り戻す(負け追い)
  2. ②より強い興奮を味わう
  3. ③イライラ・ゆううつ感を解消する
  4. ④賭けていると落ち着く

これらの動機には「楽しくなくなった(飽きた)から止める」という自然の歯止めが効きません。それゆえ、遅かれ早かれ、

  1. ⑤ギャンブルに関することが頭から離れない
  2. ⑥上手に加減できない

というとらわれの状態に陥ります。その結果、

  1. ⑦ギャンブル関連の嘘
  2. ⑧大切な人間関係の危機
  3. ⑨ギャンブルを原因とした借金

が生じます。
☆上記①~⑨の9項目は DSM5 (アメリカ精神医学会作成判断基準)に対応しています。